2013年12月1日日曜日

江戸東京たてもの園~文明開化と



江戸東京たてもの園で建物と紅葉と昔の灯り体験などして夜まで遊んできました たのしかったっ。。。
昔の建物の柱やはめ込まれてるガラス、きれいかった。人の手で作ったのねって感じられる形ってなぜかいとしいし美しい。動物を可愛いと感じる不思議と似てるかもしれない。
昔は職人さんがひとつひとつの手仕事をしてたんやね。
夜の古民家での、昔の灯り体験ていうのがとても良い体験だった。
行灯だけの灯り、燭台だけの灯り、ランプだけの灯り。それぞれの時代のお話面白かった。
現代に近づくにつれだんだん明るくなっていくのですが、まず行灯、時代劇に出てくる和紙で囲ったあれ。小皿に油がいれてあってそこに火を灯しますが、火が小さくて暗い。部屋のほとんどは闇で、行灯に近寄ればすこし自分の手や足が浮かび上がるくらい。江戸時代の主要な灯がこんなに暗かったなんて知らなかった。
月明かりがあれば家の中より外のほうが断然明るかったでしょう。否応無しに早寝早起きになりそう。
つづいて燭台。和ろうそくの灯です。行灯よりも炎の長さが長く明るくなりました。でもとっても高価だったそうで庶民が常用するような代物ではなかったそうです。燭台の部屋では掛け軸がかけてあって、掛け軸の表装や日本画に金箔などが使われるのは、僅かな灯でもきらめいて美しく見えるからだと説明員さんがおっしゃっていました。
最後にランプの灯。ランプの部屋は灯油のような匂いがする。いい匂い。小さいランプだったので劇的に明るいという感じはしなかったですが、本は読めそう。ガラスの模様がきれいでした。そのあと明治、大正と普及したのがいまの電灯です。ここが劇的に明るくなる。たぶん行灯~ランプの10倍は明るいかんじ。

ほんの15分ほどの体験だったのに、帰り道の街の明るさが不思議な気がしました。
いまは数メートルごとに電灯があるんやね。江戸の町から戻ってきた感じでした。
街も家も電気の自動 電気の自動 大量生産も溢れてる 私の生活も音楽もスマホもブログも 電気のおかげ
ステージ照明にたくさんの感動をもらったし、夜暗いの怖い。
昔の人が月明かりを歌ったように、雨に滲む街灯の元に歌だって生まれる。それが私たちの生まれた時代なんやなーって。

江戸時代からしたら、社会のなかの一部の仕事は機械と流れ作業、海外の労働力に代わったでしょう。
人の体はどんどん他人の支えによるものになっているね
でもバランスが大事で、
この体によれば 自分の体は本当はできるだけ自分自身の仕事や自分の信頼する人たちの元で生かしたいと考えてる。
自分を愛するには自分の世話をすることが肝心だから。
自分のためにご飯をつくり自分のために湯を沸かす自分の歌いたい歌を歌う
その「自分を生かす作業」が自分への愛情をつくるし自信を生む。それを共有するいちばん小さい集合が家族。大きいのが社会全体。
自分の仕事が自分の命になる実感ほど生きてる自信を生むものはない
そういうときに、ああ生きててもいいんや私、、ってなりますもん。
自分の知らないもので自分が作られることは、不安というか、人生が宙に浮いてるような感覚があります。
3.11のあとに考えてたことはそんなことだなと、改めて感じました。
(あ、そういえばこのことは『かぐや姫の物語』の姫のことをみても思ったことでした。)

私は電気を作れないけど、どんな電気が欲しいか伝えることはできるしそれを共有できる人たちもいる。
2013年はアジカンさんのNANO-MUGEN CIRCUITにうみのてで出演させていただいたのですが、電力の一部を太陽光発電で賄っていたそうで、
考え方を示そうとしているゴッチさんの企画に出演できたことがありがたくとても嬉しかった。
ひとつの企画に大勢の人が製作、宣伝、サービスで関わるけど、自分がどんなものを売ってるか説明できたほうが幸せだし。
買う人も幸せ。
そういう仕事でいっぱいになるのが新しい文明開化!になったらいいなあーとおもう。

↓江戸東京たてもの園の紅葉のライトアップ、囲炉裏、荒物屋さんのお鍋タワーというか鍋リョーシカ?、キャンドルナイト。

   

Arcade Fire:Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)歌詞ーBarn Burning
蔓延都市(スプロール)の中に暮らしてると
Living in the sprawl,
無機質なショッピングモールが脈々と隆起するのを見る
the dead shopping malls rise
越えても越えても、山の先にはまた山があるように
like mountains beyond mountains
目に映る光景には果てもなく
and there’s no end in sight.
欲しいのは暗闇
I need the darkness.
誰か、お願いだから明かりを消して!
Someone, please cut the lights!

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