2020年7月12日日曜日

録音の振り返り


円庭鈴子アルバム2作品、ほかシングル数曲終えて 
MV作りたいけど頓挫しているので振り返り

録音・整音してるとき、 こんなに苦しんで作ってる人いるのでしょうか、ばかなんでしょうか?やめればいいのでしょうか? 何度もそう思いました。

 自分の弱さや醜さをおおっぴらにするのは憚られる人は多くて、みんな偉いね強いねって思うけど、私は人の弱い面をみると、(まったく気づいてない人ではなく自ら認めて苦悩している人)「自分だけじゃなかった」とホッとすることが多くて、親近感を持つ。がんばるきっかけになる(のでブログでは書いちゃうよ)
もちろんネガティブな気分がうつっちゃったりすることもあるけど。書くことは前向きな姿だとおもっている。

誰でも音源出すときって外側からは輝いてみえる だけど、そう見せてるだけなんだろうな 苦労してないわけないよね
完走したときの姿が、
 「ゴ~ル!いぇーい!」(両手をあげて駆け込む)じゃなくて
「はぁ、はぁ、、、もう、、いや、助け、て、、ぐはー」(ずるずると腹ばいで)って感じ。いろいろ、力がなさすぎる

これからたくさん聴いて、人にも聴いてもらえて、楽しい時間がかえってくればいいな

録音しはじめて何年かかったのかもう覚えていない サクサク進められない自分がいやで情けなくて人と比べてつらい。
だけどあるものは音源にしないと、さらに先へと行けない感覚があって、でもずいぶん曲をため込んでいたのでぐずぐずしているうちにプレッシャーになり。

2019年に私の脳みそはADHDと自閉スペクトラムの混ざったやつだということがわかり、仲間もいっぱいいるとわかってきて自分を責めすぎなくていいと安心してきて、お薬をもらえたのでそれで集中力が続くような気がしてそのあたりから気合いを入れ直しすこしスピードアップできた。それが本当に良いのか悪いのかは分からないけれど薬は確かに、助けになった 。あとは東京をはなれて環境が変わりました。ありがたい

作業は、途中まではzoomのr16で録っており、後半はStudio Oneでパソコンで作業しました あとaudacityとsound engine free、音圧爆上げくんを利用しました

すべての整音を自分でやってみて、
結果的にはこれからは必要なところはプロの手を借りるか、スタッフが、チームが、欲しいなあ、、と思っています。
少しだけ音への理解は増したかな。
やるなら本当にとことんつきあってほしいから、誰かに依頼したくても、きちんとおギャラを払えないと心苦しくてできないでいる。

昔はカセットテープレコーダーを2台向き合わせながら録ったり、4トラックのカセットMTRでこつこつ録ってまんまCDRに焼く作業も含めてひとつの音楽だったなあと思い出したりして、ある意味初心にかえって最後の最後までひとりでやってみました。 (これまでのアルバムはMTRの自動マスタリングで完成~、または、馬場ちゃんや東京録音さんや大林いくおさんにお世話になってきました。)
頭で描いている音像を再現するって難しい。あちらを立てればこちらが立たなかったり。
曲によって拙い整音もあるかもですが、歌や演奏そのものは納得してます。お使いのプレイヤーのEQで音質を変えたりイヤホン変えたりして味わってもらえたら嬉しいです。

色んな音に気づいてもらえたら本当に嬉しい。
そしてライブに来てもらえたら。いまは難しいのかもしれないけれど、やりたいな
ツアーで地獄を乗り越えパワーアップした私をみてほしい

そういえば、今回入れたかったけど諦めた曲に「門出」がありますが、これはTemple Bookのアルバムに入っている「門出」を超えるものが録れなかったので諦めました。演奏も録音も。この録音は馬場友美ちゃんに録ってもらい、整音は馬場ちゃんの部屋で音をききながら最後までこだわりを伝えてやってもらって、すごく良かった。
奇跡のライブ、奇跡の録音ってあるよね。
うみのての1stの録音のときもドラマチックだったからその瞬間が記憶にのこってる

この数ヶ月なんだかいろんなことがありました。 体調悪いのにツアー回ってしまったり、友人と喧嘩してその信頼をうしなったこと、でもそのライブツアーでの出会いは大きくかけがえのないものになったこと、コロナの色々で、お世話になってきた人たちが大変になっていること、愛猫さくらとモモの死、このアルバムたちの放流、大好きな友だちの結婚、政治の不安不安、災害のこと

年のせいか体の謎もどんどん増えていて 体のこと命のこともっと知りたい 歌も演奏も

やっと勉強したいことが見えてきた感じの人生