2011年6月13日月曜日

近況


最近 映画を2つみたんですが

・わたしたちの夏
・サイドカーに犬

「わたしたちの夏」
福間健二監督 詩人で映画作家で評論家で、という方
詩が気になっていたのと国立がロケ地だったのでたのしみにみにいった
自主制作で詩人の映画なので好きでない場合だと変に前衛的だったりしたらどうしましょ
と思ったけど、そういういやらしさは無く、暗黒舞踏の人も出てくるけれどそれが映像詩としてわりと自然で最終的にはよい印象でした。でもちょっと怖かった。(それは狙ってたんだと思うけど。)前半はわからないところも多かったですが。大学の授業やドキュメンタリーぽくなるのもさらっと話の間にはいっていました。
それが映画で詩という真実のことをあらわすのにちょうどよい方法だと思われました。
鈴木常吉さんの歌と存在感がとにかくすばらしく ほかの主演の女優さんたちもとってもよかった。
よい俳優さんでよいカメラマンで監督の思うことが実現されてる感じがしました。
この映画には夏のかなしみがたくさん含まれていた。それがすばらしかった。
終映後は号泣でなくじわじわと涙がにじんできて夜風でひんやりした。
よい映画をみたあとは現実がしばらく映画のなかみたくなる気がします。


最近 詩人は予言者だとおもう
詩人が知らぬうちにつかみとる今の空気が 少し時間を置いてから 顕現してくるから


「サイドカーに犬」
主役の女の子がちあきに似ていてかわいかった。
キヨシローはもっと挿入歌いろいろ聴きたかった。でもエンディングのYUIも好きだった○
樹木希林が最高でした、竹内結子の怒った顔、悲しいような顔も好き
でもそれ以外は特に感想ないかも。。ぜんぜんきらいではないけれど。
国立はばっちりロケ地でした。


実はどっちの映画にも共通してることが。
「夏」「国立でのロケ」「長女と父親の愛人(かっこいい女性)との関係」「ブルース」

ふしぎー。

今年の夏休みは九州へ帰郷する。
追いかける夏 振りかえれば夏 いま手招きしてる夏

そんなわたしは最近、意外な場所で実の父親と再会してしまいました 会うのは中学生ぶり?
どんな顔をしていいかわからなかった 怒っていいのか なんなのか、敬語まじりに話をきいた。
白髪だったけど生きてて好きな仕事をしているみたいでよかった。
わたしは母と暮らしてて幸せだったから、今も なにも望むことはなかった。
ただ弟が心配なんだと話した。それだけ少し訴えるように話した。
その再会の十数分、わたしの家族(うまれた家族でなく、うんだ家族の人)も一緒だったので
あとから それが良かった、と感じた。
わたしはここでさよならして、わたしが育てる家族のことをこれからもすごく大切にすると思った。

母ももうすぐ、門出をむかえる 一番うれしい


家族のはなればなれはいやだ。こんなに悲しいことはない。
震災後の友達家族もみんなはやく一緒になれますように。


こんな生活がはじまるなんて自分の人生にここまで幸せなことがあるなんて
なめてた。
家族ってなんだろうか、最初は他人だった気がするのに。
いつしか疑いようのないふるさとになってる。
なにが結びつけるのかわからないけど、
それぞれの物語が実はまとめてひとつの物語だったような そうだとうれしい。


さあ健康を手に入れれば無敵なはずだ がんばろう
痛みも気持ちよさも今より少し鈍感になりたい気分
でも必要なところは敏感に。

Temple Bookの録音、やっと納得のいく録音が やっと1曲。いい音。
14~15曲くらいのベストなアルバムをつくるよ。
敏腕宅録ジャーマネほんとうにありがとうー。
 

買いもの帰り。