2010年7月27日火曜日

その青もってこい




母が実家においてあった本をたくさん送ってきた
あと
きれいなかぼちゃにワンピースに浴衣に


お昼になってカッカしてきたら
蝉がなきだした
空気はもう燃えておりここには戦いが 死も生も

大きな夏の肉体が 汗ふきだしてはばをきかしている
見上げる


世界の持ってる癖のようなものへ たくさんの真実へ

君らを壊せなくとも私が自由でいるためには

ギターや叫びをめちゃぐちゃにするしかないんじゃないか どうか


空と対面
青が青には見えなくなるとき
気を抜けばそこから戻って来れなくなるような恐ろしさに負けて
言葉と思考をひるがえす

白旗あげる心



みつめるが愛でる

その青を持ってこい その青をみつめてあげる

進むんだ
  

夏夜のざわめきを外に 部屋の片隅をにらんだまま私は泣く

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